2024年5月

あちらをたてればこちらがたたず。そんな日々。

5月24日(金)

■時事備忘

中国軍、台湾海峡周辺で軍事演習2日目 軍用機約50機の活動確認 中国軍「現場を制圧する能力を確認する」 - TBS

中国軍、台湾周辺の軍事演習は「掌握」能力の検証が目的 - CNN.co.jp

中国、台湾周辺で軍事演習開始 分離主義への「懲罰」 - CNN.co.jp

生成AIで…バイデン大統領の「偽音声」作成 政治コンサルタントに罰金9億円超 11月の大統領選挙に向け懸念の声 - FNN

アングル:ヨハンソンさんとオープンAIが対決、ハリウッドの論争に着火 - Reuters

米エヌビディア、新たなAIモデルで今後も需要は拡大へ=CEO - Reuters


5月21日(火)

■身辺雑記

 想定外のタスクが連続して発生。しかも、小さくない仕事ばかりだったのですっかり体力的におかしくなってきている。また、いろいろなしわ寄せがあって休みも取れない。頭を抱えざるをえない。

■時事備忘

EU、AI包括規制法が成立 世界の基準に - Reuters

イラン大統領と外相ら、ヘリ墜落で死亡と確認=国営メディア - BBC

自民・石破氏「ラーメンは人生」 議連で試食、感想しみじみ語る - 共同通信

しげる「ラーメンは人生だ」。

手紙の郵便料金 ことし10月に84円から110円に値上げへ - NHK


5月18日(土)

■時事備忘

ロシア軍が国境の町の住民拘束、「人間の盾」に利用 ウクライナ当局者 - CNN.co.jp

イスラエル軍、ガザ地区から人質3人の遺体収容 ドイツ系女性ら - CNN.co.jp

アングル:トランプ氏陣営、本選敗北に備え「異議申し立て」の環境準備 - Reuters

つばさの党、スタッフ複数関与か 選挙活動妨害疑い、警視庁捜査 - 共同通信

グーグル元CEO特別寄稿:米国には「AIアポロ計画」が必要だ - MIT Technology Review

驚きに満ちた脳の「配線図」、グーグルらが史上最高解像度で3D地図化 - MIT Technology Review


5月16日(木)

■時事備忘

習氏、親友のプーチン氏を歓待 首脳会談で強い結束誇示 - CNN.co.jp

プーチン氏が訪中、習氏と首脳会談 ウクライナ「危機」には「政治的解決」必要と - BBC

【解説】 プーチン氏訪中、習氏はウクライナ戦争でどんな代償を支払う用意があるのか - BBC

NYダウ平均株価 史上初の4万ドル超え 利下げ早まる観測広がる - NHK

EU、フェイスブックとインスタを調査 子どもの安全対策に不備 - Reuters

生成AIでウクライナ人をロシア人に、ロシア製品を宣伝……中国SNSにはびこる偽動画 - BBC


5月15日(水)

■身辺雑記

 ポール・ポースト著「戦争の経済学」をようやく読了。2007年ということでちょっと古い本だが、論じられている内容は今の世界にも当てはまる。翻訳はあの山形浩生氏。

 戦争とお金の話というと、イデオロギーの入った二元論での論争や感情的な言い合いになって何の前進も見られない展開になってしまうもの。そんな不毛な議論とは一線を画して、経済学の合理的な目線から戦争と経済の関係を論じている。アメリカの戦争を中心に、ミクロ・マクロの両面から初歩的な経済学のツールを使って冷静に分析しているのだが、人の殺し合いではなく公共事業として戦争を解説しているのが面白い。戦争反対も戦争賛成もなく、淡々と経済学の科学的分析を基にして議論しており、感情論が混ざった戦争論とはまた違った戦争の実相が見えてくるところに引き込まれる。山形氏も解説で指摘しているが、軍産共同体が戦争をもたらすどころか、実は経済面に見ると戦争自体にメリットがないという結論もある。戦争の見方が変わったり、違った角度で戦争を分析するための視点を与えてくれる面白い本だった。

 自分も経済学徒の端くれの端くれだったが、経済学の考え方の応用は実に多くの見方を与えてくれると実感した。

戦争の経済学

ポール・ポースト 著/山形浩生 訳

バジリコ 2007年

■時事備忘

【速報】スロバキア首相 銃撃受け病院搬送 “命に関わる状態” - NHK

米大統領選、バイデン氏とトランプ氏の支持拮抗 第3候補が健闘 - Reuters

アルファベット、AI検索提供へ 「ジェミニ」性能も向上 - Reuters

原発と再エネ「最大限活用」 経産省、基本計画の見直し着手 - 共同通信

4月訪日外国人、19年比4%増 2カ月連続300万人超え=政府観光局 - Reuters

作曲家のキダ・タローさん死去 - 共同通信

R.I.P.


5月14日(火)

■時事備忘

シャープ テレビ向け液晶パネルの国内生産ゼロに 大阪・堺市の工場稼働を9月末までに停止へ - FNN/KTV

鴻海、AI関連好調で第1四半期72%増益 「シャープ最悪期通過」 - Reuters

イスラエル軍、ガザ北部ジャバリアで再び軍事行動 南部ラファでも地上作戦続く - BBC

ガザ死者3万5000人超、身元未確認は1万人以上 国連が内訳更新 - Reuters

ロシア軍、ウクライナ国境の町ヴォヴチャンスクに侵入 北東部への越境攻撃続き数千人が避難 - BBC

岐阜で井戸水位低下、工事影響か リニアトンネル掘削 - 共同通信


5月13日(月)

■身辺雑記

 ゴールデンウィーク中はのんきに読書に明け暮れていたが、仕事が始まってからは忙しくて時間がなかなかとれない。時間があっても、仕事でへとへとな夜くらいなのだが、気合いを入れようと思って本を開いても、どうにも集中できない。困った。YouTubeみたりとかは集中できるんだけどな~。

□   □   □

【超リアル音声AI】ひろゆき&成田悠輔 漫才「高級フレンチ」(ギャロップcover) CoeFont おしゃべりひろゆきメーカー

 AIの平和利用。

■時事備忘

岸田内閣「支持」24% 「支持しない」55% NHK世論調査 - NHK

つばさの党事務所など捜索 衆院東京15区補選 演説妨害など疑い - NHK

ロシアのショイグ国防相の交代、プーチン氏が提案 後任に経済学者のベロウソフ氏 - BBC

アングル:ドイツで政治家標的の暴行事件急増、背景に社会の分断 - Reuters

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 12日付中日新聞で共同通信配信の記事「ガザ空爆 甚大被害にAIの影 標的の選定・追跡に利用?」。イスラエル軍がガザ空爆で、標的選定と追跡にAIを使っているとの報道があったとの内容で、ハマス軍事部門所属の疑いがある人物を危険度判定し、連携して別のシステムが空爆のターゲットとして通報するという仕組みだ。しかし、軍事部門と関係ない人物を10%ほどの確率でマークしてしまうらしい。そして、その裏付け無く殺害対象者リストに載る。そして、次のシステムで対象人物を追跡し、自宅などに入ったところで軍に通報され、空爆が実行される。家族がそろう夜間が多く、大勢の女性や子どもが巻き添えとなる。関係者によると、ハマス下級工作員1人の殺害に15~20人の巻き添えが、ハマス幹部の場合は100人以上の民間人殺害が許容されていたという。

 同じく12日付毎日新聞では「政治にAI利用 ポスターや質問作成の試みも 情報漏えい、フェイクの懸念」という解説記事。自民党が新ポスターのキャッチコビーをAIに生成させた話を入り口に、政治でのAI利用について解説している。利用が進む分野もあるが、情報漏洩の観点から、国会答弁の作成では利用が進まず、また鳥取県の平井知事が「民主主義の根幹に関わること」として利用を制限。問題や課題も「地べたをはってでも集めた情報」に基づいて政治を進める重要性を強調しているとする。ディープフェイク問題も、対策は過渡期。


5月11日(土)

■時事備忘

磁気の大きな乱れを観測、気象庁 太陽フレア、GPSに障害懸念 - 共同通信

通信衛星やGPSなどに影響のおそれも オーロラ観測には期待 - NHK

次世代の「終末の飛行機」開発へ、米企業が元大韓航空旅客機を購入 - CNN.co.jp

国連総会、パレスチナの国連加盟を支持する決議案を採択 安保理に加盟の再検討求める - BBC

イスラエル、アメリカ供与の武器を「国際法に違反して使用した疑い」=米政府 - BBC


5月10日(金)

■時事備忘

ネット上のひぼう中傷 改正法が参院本会議で可決 成立 - NHK

イスラエル、兵器供給停止を示唆したバイデン氏発言に反発 当局者の内紛も - CNN.co.jp

ネタニヤフ氏、「独力で対処」できると強気 米武器の供与停止の警告に - BBC

アップル、iPadの広告で謝罪 ピアノや本など押しつぶす映像に批判噴出 - BBC


5月9日(木)

■時事備忘

経済安保新法、10日に成立へ 機密情報保全へ身辺調査 - 共同通信

核戦略部隊は戦闘準備できている プーチン大統領、欧米けん制 - 共同通信

バイデン氏、イスラエルへの武器供与の一部停止を示唆 ラファ侵攻なら - BBC

コラム:日銀、次の利上げへ地ならしか 急速な円安が背中押す - Reuters

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 毎日新聞(9日付)のオピニオン面に、国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉氏による「今こそ対話、連帯、国際法を 地殻変動が生む悪循環」と題した寄稿。

 中満氏は、軍縮分野といった条約交渉がまとまり国際協力が実を結んだポスト冷戦期はすでに終わり、次の転換期に入ったとする。5つの要素を「地殻変動」としてあげている。(1)国際秩序における多極化という変動。パワーの中心はG7からG20に移行し、さらに「東西」だけでなく「南北」の対立といった西欧に対するグローバルサウスの不信という構図があり、国際社会の一致協力を難しくしている。ポスト冷戦期のグローバル化によるきしみから生じた、西欧民主主義国家の国内政治における分断の構図も無視できない。西欧国家で国内が分断され、ポピュリスト政治家の台頭を許している。(2)国際ルールに基づく経済秩序の揺らぎ。ポピュリズム政治による自国第一主義や保護主義的政策で、世界のサプライチェーン分断の可能性がある。(3)世界的な人口動態の変化。人口増による移民問題は、先進国で国内政治分断の要因の一つ。(4)気候変動。(5)科学技術の進展。

 これらの「地殻変動」を前に、中満氏は、眼前の短期的利益だけでなく、長期的な共通利益を見極める「勇気」が必要とする。また、この歴史的転換点を大きな戦争なしで過ごすには、多岐・多層な努力するべきと指摘。必要を行動を、対話と外交による信頼醸成の努力、不正義・不平等といった不満と分断を解決する連帯を形成すること、国際法の実施を譜面的に求めること―の3点を挙げている。

 同じく毎日新聞で、ロシア経済について丸紅経済研究所・榎本裕洋所長代理のインタビュー。戦時経済のロシアについて解説しており、欧米の経済制裁は効果が限定的と指摘。失業率も下がっており、軍需工場など戦争が新しい雇用を醸成。生産能力拡大で、物価上昇を抑制されると指摘。中国からの先端技術入手の可能性とリスクも挙げる。また、プーチン政権5期目について、政変があるとすれば「プーチン後」とし、「希望的観測をせず、ロシアを過大評価するぐらいで対処すべきと思う。ウクライナでの戦争に関しては、悲観的に、ロシアの勝利にも備えておくべきだ」とする。

 さらに毎日新聞から「立憲議員が角栄研究会」とのリポート。立憲民主党の国会議員有志が「田中角栄研究会」を設立との話。「日本列島改造論」に代表する、都市と地方の格差是正が現代にもつながる話と関係者。ただ、小沢一郎氏の影がちらつき、次期党代表選への準備と見る向きも。ある議員は「小沢さんの姿もちらついて、(政局的に)脂っこいので参加しづらい」。


5月8日(水)

■時事備忘

ソフトバンクとネイバーは交渉中 資本関係見直し - 共同通信

ドローンで護衛艦撮影とされる動画 “本物の可能性”防衛省 - NHK

円安、輸入物価落ち着くとの前提弱める可能性=植田日銀総裁 - Reuters

ロシアによるゼレンスキー氏暗殺計画を阻止、「スパイ」2人逮捕=ウクライナ当局 - BBC

【解説】 5期目開始のプーチン大統領、現代ロシアの「皇帝」 - BBC


5月6日(月=振替休日)

■身辺雑記

 ずっと聴いてる。

■時事備忘

ガザ南部ラファで複数回にわたる攻撃 イスラエル軍が空爆か - NHK

イスラエル軍、ラファ住民に避難促す 地上攻撃準備か - Reuters

イスラエル、アルジャジーラの活動停止命令 エルサレム事務所を強制捜査 - BBC

「そんなはずがない」「解散したら困る」内閣支持率7か月ぶりの上昇に与党内も困惑 今後のカギは政治資金規正法改正めぐる議論 - TBS

バイデン大統領は「ゲシュタポ政権」運営、トランプ氏が非難 - Reuters

アングル:インドIT企業、地方都市へ相次ぎ進出 人材確保やコスト削減狙い - Reuters


5月5日(日=こどもの日)

■身辺雑記

 ゴールデンウィークなのにきちんとまとまった休みが取れた。というわけで、自分の中だけでブームが到来している読書に励む。スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー著「ヤバい経済学[増補改訂版]」を読了。とても時間がかかってしまった。

 全体を通すと、世間のさまざまな問題について、余計な先入観や感情を入れずにデータで解析することで経済学的に分析するという内容で、経済学でいう(広義の)インセンティブの考え方と実際の効用、情報の非対称性などがどのように社会や人間に作用しているのかが分かる。それら経済学の重要なエッセンスを学べる教科書なのだが、面白いのはその題材。題材が確かに「ヤバい」。副題に「悪ガキ教授が世の裏側を探検する(A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything)」とあり、取り上げているのはアメリカ・シカゴの学校での学力テスト不正、日本の相撲界での八百長問題の類似性、情報の非対称性を説明するために不動産業界のヤバい商慣習、ドラッグを扱うギャングの経営事情、アメリカでは大きな論争を呼ぶ人工中絶の合法化は犯罪発生減につながったなど、なかなかなテーマの数々。

 本文中やあとがきなどでも触れられているが、著者のレヴィットは、経済学を説明するためにこれらのテーマを取り上げているのではなく、これらの社会事象に興味を持ってそこに経済学を取り入れるというアプローチという。徹底したデータ分析でとんでもない結論や鋭い分析があり、本人は気にしていないようだが、徹底した合理性と科学性がある。本人は優秀でありながらかなり変人で通っているようだが、その白眉たる分析や研究には文句を言おうにも言えない。数字がそういってるんだからしょうがない、というやつだ。経済学の科学的アプローチの面白さとすごさを感じた。通念にとらわれることなく、データによる分析とインセンティブによるアプローチでこそ、本当の問題解決の糸口が見えてくるという考え方を忘れてはいけないと痛感する。ミクロ経済学や行動経済学の理解を深めるためにはいい教科書だと感じた。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー 訳:望月衛

東洋経済新報社 2007年

■時事備忘

岸田首相、「グローバルサウスと連携」 外遊の成果強調 - Reuters

カイロでのガザ戦闘休止・人質交渉、成立まで数日か - CNN.co.jp

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 5月3日付朝日新聞の1面で、「SNS規制「必要」85% 選挙に偽情報影響「心配」82% 本社世論調査」との記事。憲法記念日に合わせた世論調査で、SNSを扱った同様の調査は初めてという。SNS上にいる大勢の朝日新聞嫌いの人たちの反応もちょっと気になったが、小心者なのでそういうことはしていない。偽情報の悪影響や、誹謗中傷を気にする人ほど規制が必要との割合が多いが、違った見方が示されるほうがいいとの意見も7割。山本龍彦・慶応大教授は、偽情報やディープフェイクの増加が民主主義に悪影響を与え始めていると感じている傾向があると指摘。8割強が規制を必要とした点も、対策が進んでいないとユーザーが感じている表れとする。表現の自由として、「送り手の自由」があるが、「受け手の自由」もあり、偽情報は言論空間をゆがめ、受け手の自由を脅かす。結論としては「バランスをとれた仕組みを」と無難なまとめになっているが、現状のSNS空間が、異常な状況になっていると気がついている人は多く、規制が必要と感じている人の多さが想像以上だった。今後の動向に注意したいところ。

 関連して、志村けん氏死去というニュースを受けて始まった「犯人捜し」でデマや誹謗中傷をSNS上で受けた、藤崎まり子さんのインタビュー記事を掲載している。新型コロナをうつしたなどと、うその投稿や拡散をした人物のうち26人に損害賠償を求める訴訟を起こしたが、発信者特定が難しい上に、判決では12万円の賠償金。日本の法律が誹謗中傷される側が弱い仕組みになっている点を指摘している。

 SNSで無邪気に騒ぐ無法者たちの悪影響はすでに実社会にも多くのトラブルをもたらしているが、一向に法整備が追いついておらず、主導権はプラットフォーマーにあるままで、根本的な解決はまったくもって見える気配はない。デマや誹謗中傷が一歩的に流されるまま。さて今後どうなるか。表現の自由はわれわれが認められた貴重な権利だが、その権利について無自覚なままにいると、自らの横暴でその権利に傷を付けてしまう。国家をはじめとする権力による権利の侵害は、必ずしも権力側の横暴にだけ理由があるのではないと思っている。われわれ市民が表現の自由という権利を武器のように使い、無自覚に同じ市民を傷つけるデマ拡散や誹謗中傷行為を繰り返していれば、それは規制されても仕方が無い。自業自得というやつ。いまここで権力から規制を受けたとしても、今まで好き勝手にやっていた分、反論も言い訳もできない。やりたい放題はどこでも許されるものではないし、何よりやりたい放題によって自分たちの貴重な権利を損なっているということをきちんと思い直した方がいいと思うのだが、まあ無理なんだろうなぁと。もうこの負の潮流は自制ではどうにもならないと感じる。すでにわれわれは、本気で表現の自由を剥奪されるという痛い目をみないと、そのありがたみというのが分からないまでにボケてはいるのだろう。どうなっちゃうのかな。


5月4日(土=みどりの日)

■時事備忘

NY外為市場=ドル/円3週間ぶり安値、米雇用統計受け年内2回利下げ観測 - Reuters

アングル:コロナの次は熱波、比で再びオンライン授業 教育格差に懸念も - Reuters

ロシアがウクライナ侵攻の「戦利品」をモスクワで展示、欧米供与の戦車など その狙いは - BBC

国の月探査機「嫦娥6号」打ち上げ、米国との宇宙競争過熱 - CNN.co.jp


5月3日(金=憲法記念日)

■身辺雑記

 ブラウザをMicrosoftEdgeからSleipnirに変えてみた。レンダリングが違っており新鮮。なかなかいい。


5月2日(木)

■身辺雑記

 積ん読消化に向けた読書は少し失速気味だが、以前よりかはやっぱりペースを早く保てている。仕事が比較的立て込んでいないというのもあり、読書に使う時間を確保できているという面が大きい。これが繁忙期に入るとどうだろうか。また、このゴールデンウィーク中も、何日か休みが確保できたので、読書にも時間を充てていきたいところ。走り書きやむなしでここに記録していく。

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 マガジンハウス刊「&Premium特別編集 暮らしと生き方の、読書案内。」読了。マガジンハウス社の雑誌のムックだが、田舎のコンビニで売っている時点で面白い。だってマガジンハウスっすよ。買う自分も自分だが。

 ともあれ、本好きという作家、編集者、写真家、デザイナー、俳優などなどが集まり、自分の好きな本をきれいな写真と一緒に紹介していくという内容。ひねくれた見方しかできないが、都会で余裕がある人たちが、仲間内でおすすめの本を紹介し合っているという雰囲気で、鬼気迫る何かがない。少なくとも自分は感じられなかった。ファッション感覚で本をつまみに話をしているという感じで、きれいなところしか見えない。自分が欲しているのは、もっと人間のクズなところが見えるような読書論なのだが、そもそもそういう内容を期待するようなムックではないのでまあいい。自分には上品すぎるムックだった。ブルーノ・ムナーリの評論や、ミヒャエル・エンデ作品の書評は面白かった。また、本題とはそれるが写真やレイアウトが勉強になる。

&Premium特別編集 暮らしと生き方の、読書案内。

マガジンハウス

マガジンハウス 2024年

 さらに「NHK100分de名著 小松左京スペシャル」を再読。2019年発行のテキストで、かなり売れたらしい。

 評論家・宮崎哲弥氏が、小松左京作品を解説しながら、その通底に流れる作家としてのテーマ、深遠なる世界観について解説する内容。多感な時期に終戦を迎えた経験から、パラダイム転換を受けた現実への懐疑から始まり、その影響を多分に受けて世界を相対化し、科学の中にある文学性をSFという形で作品化していく。小松作品それぞれがつながるように流れている深い哲学があり、日本人だけでなく人間そのものの業(カルマ)への言及という形で作品が連なっていき、そして未完の「虚無回廊」へとつながっていく。「日本沈没」、「地には平和を」、「ゴルディアスの結び目」、「虚無回廊」の4作品を中心に、小松左京の中にあった日本人感や科学へのアプローチ、そして生きることそのものへの思想を明らかにしていく。この一連の解説を読むと、圧倒的な知識量を裏打ちにしながらも、ハードSFにとどまることなく(というか小松作品はハードSFではないとしているが)、人間の生きることとは何かを問う純文学にまで昇華していると感じる。小松作品はいくつか読んでいるが、まだ読んだことがない作品も多く、これは読むしかないと思わせる。

 宮崎氏による評論だけでも一つの作品として完成している良テキスト。

小松左京スペシャル 2019年7月 (NHK100分de名著)

宮崎哲弥 著

NHK出版 2019年

■時事備忘

円相場一時153円 政府・日銀介入か ミスター円「可能性高い」 - NHK

再び円買い介入観測、2日早朝に推計3兆円超 今週計9兆円規模か - Reuters

軍も絡む強制送還計画、トランプ氏が説明 1500万~2000万人を対象 - CNN.co.jp

ロシア、22年7月以降で最大となる領土奪取 ウクライナの火砲不足につけ込む - CNN.co.jp


5月1日(水)

■身辺雑記

 メディアから伝え聞こえる世界は遙かかなたの未来のような空間だが、自分の周辺は未だに昭和のにおいがただよう。何が現実なのかがわからないし、今自分がどの時代を生きているのかすらよくわからん。同じ日本でも、住んでいる場所が違うだけで、過ごしている時代が違う。

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 睡眠の時間を削ってでも、積ん読解消に向けた読書を続けている。読んでない本を読まなければ次へ進めない。とうとう仕事の時間も削るくらいだが、それはサービス残業の解消という面もあり好都合。

 ということで、井上研一著「ワトソンで体感する人工知能」読了。2017年発行。この本も、人工知能の歴史や現在の状況を説明し、どのように人工知能を使うべきか/使えるだろうかという点を論じている。実際に、IBMが提供していサービスである、ワトソンを例に、すでにリリースされているサービスを組み合わせることで、ある程度の成果を得られる点を解説しており、AI素人の自分にとって、ぐっと距離が縮まる感じがするためになる構成だった。

 また、著者が中小企業向けのAI導入コンサルの様な仕事をしているということもあり、ビジネスに生かすためにはどうするべきかという点について、1章を割いている。それによると、結論としては「まずはやってみる」ということと、経営者が人工知能に対する理解を深めなければいけないということ。この本が出版された以降も、とんでもないスピードで進化している人工知能の世界。ちょっとの躊躇が、あっという間に他社との距離につながる。本書では、IBMのほかにもMicrosoftやGoogleのサービスも具体的に紹介しており、ここを詳しく読んで実際にネットで調べてみれば、この躊躇も取り除ける。実際、簡単そう。ChatGPTやMicrosoftのCopilotなどがすでに人口に膾炙している状態な昨今、出版時よりも導入や検討のハードルは下がっているはず。よくわからないけど、なんかできそうな気になれる本で、実際の業務利用の足がかりにできるのではないかと思える本だった。

ワトソンで体感する人工知能

井上研一 著

リックテレコム 2017年

■時事備忘

円下落、一時158円台に迫る 介入観測後も円安止まらず - 共同通信

焦点:揺れる米国市場、運用会社は欧州・新興国への資金避難検討 - Reuters

トランプ氏、第2期政権の権威的ビジョン語る タイム紙インタビュー - AFPBB


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