2024年1月
異動とかあって大変。
1月21日(日)
■身辺雑記
きょうはなんか珍しく暖かかったなあという一日。下手をすると体調を崩す。
■時事備忘
自民、派閥存廃を22日に協議 茂木幹事長「連座制」前向き - 共同通信
ヘイリー氏、トランプ氏の「精神的適合性」に疑問符 - CNN.co.jp
トランプ氏 原爆投下を引き合いに 大統領の免責特権を主張 - NHK
合理的ではなくて、身辺数メートルだけの事情による感情で動く政治が、どのような方向へ進むかについては、すでにアメリカで実証済みだと思っているのだが、厳然たる民主主義という形でポピュリズムに拍車がかかっている感じが興味深い。そして、かなり怖いなという感じもするのだが一体この潮流がどこへ向かっていくのか。アメリカの進み方次第では、政治、経済ともに強権主義、非民主主義的な国家の方が覇権を握る情勢になるのだろうなぁと思っているのだが、どうなのだろう。そんな中、日本はカネのことでうじうじしているというていたらく。まあしょうがないのかなぁとも。
1月19日(金)
■身辺雑記
人事異動で引っ越しとかがあって年末から年始にかけてバタバタとしていたこともあり、まったくプライベートなことができなかった。ていうかいつも忙しいのだが。なんなんだこれ。そういう状況の中、令和6年能登半島地震の発生などがあり、その忙しさにさらに拍車をかけた形となった。
◇ ◇
能登半島地震被災地の様子がメディアで伝えられるにつれて、ウェブ上では今回もよく分からない奇行を繰り広げる人たちがいて、なんだかなあと頭を抱える思いでいた。どう考えてもガセな情報を何の疑いもなく拡散してみたり、陰謀論を披瀝してみたりと、相変わらずなインターネットである。東日本大震災の時は特に顕著だったが、これは一体何なのだろうか、と。
正直なところ、こういう混乱をもたらすインターネット民の皆さんのうち、悪意でその行為に手を染めている輩はほんの一握りに過ぎないと考えている。実情は、無垢な善意が偽情報や陰謀論の拡大につながっているのではないか。
東日本大震災の時に考えたことがあるのだが、伝えられるあまりにもひどい被災地の状況に、いてもたってもいられない正義感や何もできない無力感があり、このギャップが人を奇行に走らせてしまうのではないか。自分の理解能力を超えた惨状を前に、オーバーフローで暴走してしまう自分の感情を抑える、あるいは何が何でも自分なりにストーリーを作って理解をするという防衛本能が作動したが故に、奇行に走ってしまうのではないか。こういう災害の惨状を知って、精神を病むのもこの構造の亜種だと思う。これは完全にオーバーフローを起こした状態だと言えるだろう。
ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ紛争もそうだが、そもそもちっぽけな我々市井の人間が理解できることを超えることが、世界では起きるもの。ましてや自然災害となれば、まさに人知を超える事態が起こりうるものだ。何でもかんでも理解できるという認識でいる人が多いからこそ、認知のバグが起きて奇行に走る人が出てくるのだと思う。人間は無力な存在であるということを自覚するしかない。その自覚があって、初めて合理的な行動がとれるのではないだろうか。
それだけに、今はSNSやヤフーニュースのコメント欄で存在感を出そうとそれっぽいこと書くことなんて愚の骨頂だし、自慰行為でしかない。おとなしく、募金箱に善意を投じることこそが、今一番効果的なことではなかろうか。
■時事備忘
日本の探査機、初の月面着陸 SLIM、太陽電池で発電できず - 共同通信
Populism Keeps Rattling the Globe. Elites Have No Idea What to Do. - POLITICO
その"Elites"の人たちが好き勝手やった結果のポピュリズム台頭な気もしないでも無いが、日本国内でも同様の雰囲気が出てきているので注視しないといけないと思う。日本も感情ですべてが動く社会になってきていて、ますます「中世」化してきている。