2021年11月
今月の目標など
- きちんと休みをとる。
11月1日(月)
■時事備忘
衆院選 全議席決まる 自民「絶対安定多数」維新は第三党に躍進 - NHK
衆院選、自・公で絶対安定多数を獲得 「信任いただいた」と岸田首相 - BBC
フェイスブックの新社名「メタ」、ヘブライ語話者がやゆ 「死」と類似 - CNN.co.jp
11月12日(金)
■時事備忘
子宮頸がんワクチン接種 積極勧奨再開へ 厚生労働省専門家部会 - NHK
勤務時間外に従業員に連絡する雇用者は違法、ポルトガルで新法 - CNN.co.jp
米連邦控訴裁、トランプ政権文書の開示を一時差し止め 12日の期限を前に - CNN.co.jp
北京五輪スポンサー、声上げて 国際人権団体 - AFPBB
11月16日(火)
■時事備忘
中国テニス選手の消息不明、ジョコビッチも「衝撃」 - AFPBB
アメリカ、ロシアの衛星攻撃実験は「危険で無責任」 ISSの宇宙飛行士が一時避難 - BBC
米中首脳がバーチャルで「対面」会談 台湾情勢など協議 - BBC
習氏就任後の功績強調、歴史決議 天安門事件は「動乱」、全文公表 - 共同通信
11月19日(金)
■時事備忘
国連、中国女子テニス選手の無事の証拠を要求 - AFPBB
著名選手らも調査要求、中国側は「関知せず」 中国テニス選手の性被害告発 - BBC
WTAトップ、中国市場からの事業撤退辞さず 不明選手の説明ない限り - CNN.co.jp
バイデン米大統領、北京五輪の「外交的ボイコット」を検討 - BBC
中国、米の北京五輪外交ボイコット検討を批判 「スポーツの政治化」 - AFPBB
■身辺雑記
インターネットが広がり始めた1990年代。ネット上で多くの市民が意見を交わし、新しい価値観が生まれるなどといった新しい世界像が喧伝されていたことをかすかに覚えている。文字情報が転送できるファクシミリがニューメディア(死語)であると普通に語られていた時代だった。あれからもう何十年。嗚呼、自分も年を取ってしまった。
自分の毛根の衰弱度合いや体力の落ち込み具合はともかく、90年代に喧伝されていたような理想的ネット文化は醸成されただろうか。いちいち説明するまでもなく、実情はひどいものであることは説明するまでもない。ツイッターなどSNSや、Yahoo!ニュースのコメント欄といったネット空間を見れば、議論は活発化しているものの、それは極めてネガティブな方向に進んでいるとがわかる。当たり前のように乱れ飛ぶ罵詈雑言や差別発言の数々を追いかけると、正直吐き気すら覚える。この数十年をかけて醸成されてきたのは、人々の抱く負の感情の露出でしかなかった。自分はもう怖くてそういう空間からは距離を置いている。触れれば触れるほど、人間が怖くなる。
久しぶりに週刊誌をじっくり読んだ。「週刊新潮」11月18日号の橘玲氏による連載「人間、この不都合な生きもの」では、皇室の結婚問題を通して、ネットで飛び交う罵倒の言葉がなぜ飛び交うのかという、その理由の一端を解説している。
皇室の一人が結婚問題で、国民から〝集団リンチ〟を受けているような状態になった背景について、日本人の「自尊心」をキーワードとして、先鋭化する市民感情について分析している。
自尊心は相手に対して優位か否かという関係性で決まるという。高度成長期以降、先進国という優位性に謳歌していた日本人だったが、バブル崩壊以降の長期不況で中国や韓国といった開発途上国に追いつかれ、追い抜かれることで、自尊心の立ち位置が変わり、他国を羨望のまなざしで見上げる立場になってしまった。そして、橘氏はこう結論付ける。
日本がどんどん「貧乏臭く」なっていく課程と、2000年以降の嫌韓・反中の排外主義の急速な広がりは見事に一致している。(中略)この変化は「アジアで一番」という日本人の自尊心が揺らいだことでしか説明できない。
この構図を国内に向けると、市井の人々によるいわゆる「上級国民」批判や皇室批判という形で形成されているとする。脳は上方比較を「損失」、下方比較を「報酬」と認識するという。そして、損失を少なくするような言動、すなわち上位にいる対象を引きずり下ろすことは快感を感じるものだという。ルサンチマンの噴出はこれだ。橘氏はこの激しいルサンチマンの噴出は「市民の絶対化」をもたらし、皇室の存在意義を揺るがすと推測している。
キャンセルカルチャーと命名されるようになったムーブメントをはじめ、自尊心を満足させようと感情的に絶対化した市民の動きは今後も止まらないだろう。SNSやコメント欄で罵詈雑言を噴き上げているくらいならまだいいかもしれないが、もしこれが実際の社会運動のような形に発展していったらどうなるか。アメリカのトランプ大統領の支持者による数々の事件を思い出すと、きっと日本でも暴力的な社会運動という形で、自尊心を満たそうとする市民の群れが社会を脅かすようになるだろう。その気配は確実にある。おそらくかなり高い確率でとんでもないことが起こると考えている。
11月20日(土)
■時事備忘
ベラルーシが移民越境を助けたかもしれない ルカシェンコ氏、BBC単独取材で - BBC
女性に初めて米大統領権限、ハリス氏に1時間25分委譲 - CNN.co.jp
ジョコビッチ「テニス界団結を」 中国選手の彭帥さん安否不明で - 共同通信